#21
本当に進みたい道が見つかった! 急性期から美容皮膚科へ
PROFILE
Nさん 30代 臨床経験10年
転職を考えたきっかけは?
多忙な毎日。結婚をきっかけに生活を見直したい
Nさんの職場は総合病院の急性期混合病棟。
内科、外科、整形外科、耳鼻科、眼科、小児科、そして産科までを含む幅広い症例を扱う病棟は、大変忙しかったといいます。
「幅広い症例の患者さんを看護することは、多くのことを覚えなくてはいけないプレッシャーがあり大変です。でも同時にとても勉強になります。忙しかったけれど、充実していました。」
しかし体力的には楽ではありませんでした。
「夜勤は平均して月10回。日勤はほとんどなく夜勤ばかりという印象です。非常勤のドクターが夜勤を担当するため、患者さんのことをよく知るのは私だけという時も。不安で仕方なかったですね。
病棟ではリーダー業務を担当することが多く、掛け持ちで委員会にも参加し、さらに看護学生の指導も担当して、と盛りだくさん。体力的にギリギリでした。」
多忙でも充実していたと話してくれたNさんですが、そんな毎日に限界を感じるようになります。
「数年前に結婚したのですが、家庭との両立に悩みました。家のこともちゃんとしたい、という気持ちも加わってつらくなっていきました。
看護師として、リーダーとして、学生の指導担当として、できることはたくさんあります。勉強もしたいし、もちろん家庭でもやりたいことがありました。でも、時間に追われてできない。
そんな自分が申し訳なくて、自分を責めて切羽詰まっていきました。
そして、ある日、申し送りの最中に突然、涙が出てきてしまったんです。当時は精神的に不安定でした。
この職場が嫌いなわけではありません。でももう限界かな、と思い始めました。」
転職活動はどのように進めましたか?
悩みを相談するうちに、転職の意思と方向性が固まっていった
結婚を機に家庭と両立できる働き方がしたいと考えるようになったNさん。
「当時はとても疲れていました。会社員の夫と結婚したこともあり、夜勤のない生活がしたいという思いが強くなりました。
そんな時、信頼していた職場の同僚が転職したんです。彼女が相談していたのがナースコンシェルジュ。それで『親切だから相談だけでもしてみたら』と紹介してくれたんです。」
しかし、Nさんは転職サイトに対して良い印象がありませんでした。
「情報収集のために大手転職サイトに登録したんです。すると『どんなところが希望ですか?』、『面接してみましょう』とメールや電話がどんどん来るんです。
まだ転職を決めたわけではなかったですし、初めてなのでじっくり進めたかったです。責任ある立場にいるので、引き継ぎをしっかりやってきれいに去りたいと考えていました。それには大体3ヶ月は必要かなと。
ですから、大手サイトのペースは、私のしたい転職活動じゃないと感じました。
ところが、ナースコンシェルジュのコンサルタントの方は違いました。
転職先の希望より先に、経歴や今置かれている状況、悩みをじっくり聞いてくれたんです。
私はなかなか転職の決心がつかずにいました。長く勤めた病院なので恩もありますし、責任あるポジジョンについていたからです。
けれど、コンサルタントの方に話しているうちに徐々に転職する決意が固まっていった気がします。
そうするうちに次の職場の希望条件も見えてきました。
一番の希望はじっくり看護できる環境です。そして、将来を考えた時、産休や育休が取得しやすい職場であること、通いやすく日勤がメインであることでした。
この条件から、慢性期病棟や検診センターなどが候補に上がりました。
さらに、もう一つ候補になったのは美容クリニックです。
興味があって看護学校時代からずっと美容皮膚科でのアルバイトを続けていました。月に数回程度でしたが、気分転換になり、楽しかったですね。
最終的に候補となったのは療養型の病院と美容クリニックです。
コンサルタントの方はどちらの面接にも同席してくれました。頼もしかったです。
面接に先立って、想定質問や模範解答の指導をしてもらい、準備も万端でした。
療養型の病院では、面接は和やかに進み、先方の感触も良好でした。
けれど、面接が終わると、コンサルタントの方は『この話は先に進めないでおきましょう。』と言うのです。
コンサルタントの方は私の言動を見ていて、『本当は美容分野に進みたい』と思っていることに気づいたようでした。このまま進んで転職が決まってもミスマッチが起きかねないと先回りしてアドバイスしてくれたんです。
そうして私の希望は美容分野へ定まっていきました。
ぼんやりしていた私の将来に道標を示してくれたことに感謝しています。」
転職先の決め手は何ですか?
今までとは違う環境で、気持ちを新たにチャレンジ
Nさんが決めた転職先は東京都内の美容皮膚科です。どんなことが決め手になったのでしょうか。
「今までとは環境を変えて、美容という分野にチャレンジしてみよう、と思ったことが一番大きな理由です。元々興味もありましたから。
勤務は日勤のみで産休や育休の取得も可能なので希望通りです。
面接で院長先生とお話ししたときに、私が急性期病棟で10年間勤務してきた頑張りを評価してくれたことが大きかったですね。今までの経験をこれからも活かしてほしいと言っていただきました。
ひとつだけネックになったのは通勤です。家からは1時間以上かかります。できるだけ近いところへ通いたかったので悩みました。
躊躇していた私の背中を押してくれたのはコンサルタントの方の言葉です。
『都会で働くことは魅力的だと思うし、今までとは違う景色を見ながら出勤するのも悪くないですよ』と。
確かに、東京の真ん中の魅力的な立地でしたし、仕事内容も満足でした。こんなチャンスはもうないかもしれないと考え、思い切って転職を決めました。
現在の仕事と職場
新分野の技術を磨く毎日。積極的に学ぶ姿勢を大切に
現在お勤めの職場について聞いてみました。
「レーザーや点滴など幅広い治療メニューがこの美容皮膚科の特徴です。覚えることがたくさんあり、入職当初は大変でしたね。
決められた教育プログラムがあるわけではないので、積極的に知識や技術を学ぶ姿勢が大切です。先輩やドクターに聞いたり、自分で参考書を買って勉強もしました。
前職では学生の指導を担当していたこともあって、教育内容が決まっている環境に慣れていました。それだけに当初は戸惑いもありストレスも感じました。でも『郷に入っては郷に従え』ですから。業務の中で学びながら乗り切りました。
本当に悩んだ時にはナースコンシェルジュのコンサルタントの方にも相談しました。職場での辛いことを聞いてもらったんです。そうすると気持ちが前を向いてまた頑張ろう、と思えてきました。
最近は、新しい施術分野の担当として技術を磨いています。
先生から声がかかってスクールに通わせてもらいディプロマも取得できました。個人的にも興味を持っていた分野なのでやりがいは大きいですね。
医療でも注目されている技術ですから、将来、美容の枠を超えて広い分野で活かしてみたいとも考えています。」
これから転職する方へアドバイス
「一人で悩まないで。」初めての転職はプロに相談すべき!
「転職すべきなのかどうしようか迷う方は多いと思います。
たとえ、転職の決断ができていなかったとしても、プロに相談して自分の気持ちを整理してみてもいいと思います。
特に初めての転職は「プロに相談して!」と言いたいです。
ナースコンシェルジュのコンサルタントの方は、私自身が気づかなかった看護師としての強みや今後の可能性を整理し、私の目指す将来を的確に示してくれました。
相談しているうちに、気持ちがだんだん整理できてくるんです。自分が何をしたいのかが見えてきます。
メールや電話ではなく、直接会ってお話しできることでさらに納得感がありました。
私は、自分自身を転職の成功例だと思っています。転職によって新しい目標ができて、未来が見えてきました。
夫も『前の職場にいた頃よりずっと生き生きしているし、目標も見つかった。転職してよかったね』と言ってくれています。」
キャリアを積んでいくにつれて、ライフスタイルなどの変化もあり、仕事に求めるものが変わってくることがあります。
その時、大切にしたいことはたくさんあると思います。しかし、何を大事にすべきか優先順位がつけられなかったり、迷ってしまうことは一般的なことです。
ナースコンシェルジュでは、そうした場合でも、ご本人に後悔しない選択をしていただくことが一番だと考えたサポートをしています。
例えば、方向性が違う職場を提案し、その両方をご検討いただいてから、最終的に判断していただくこともあります。
なんとなく自分でやりたいことや希望があっても、一人で考えていると整理がつかないことは多いものです。
そんな時には、コンサルタントがお話を伺って、ご相談者の頭の中を整理するのも我々の役割だと考えています。
将来の方向性を決めかねている。希望条件がはっきりしていない。あるいは退職すべきかどうか決断できない。
どんな場合でも、当社ではじっくりとお話を伺っていきます。ご安心ください。