転職ってどうなんだろう?

100人のリアル

100人100様の転職ストーリーを
紹介する看護師転職レポート。

「転職ってどうなんだろう?」
「みんなどんな風に新しい職場を決めたの?」
転職に興味はあるけれど踏み出せない。
そんな方も多いハズ。
次のステップを考える際の参考にしてくださいね。

#38

施設?訪問看護?希望が定まらなかった私に寄り添うサポートで 本当の希望に気づけた!条件を満たす転職を実現

PROFILE

Hさん40代 臨床経験20年以上

プロフィール画像
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転職を考えたきっかけは?

父親の介護を経験して出会った、訪問看護師の道へ

ご実家近くの急性期病院に勤務していたHさんは、お父様のご病気のため、仕事と両立して介護を続けて来られました。しかし数年後、残念なことにご自宅でお父様を看取られたそうです。

「病院嫌いの父を自宅で介護し、見送った時にはやりきった、という気持ちがありました。父は『ありがとう』と書かれたメモを残してくれていましたから、父の望みも叶えてあげられたのかな、と思います。」

 

仕事と介護の両立をしていた数年間で、Hさんにある出会いがありました。「父の介護をしている間、訪問看護ステーションを利用していましたが、一利用者として、訪問看護という仕事と出会いました。訪問看護は30分、1時間という時間をその患者さんだけのためだけに使う、一対一のケア。病院ではできない看護です。父のところに来てくれる看護師さんを見ていて、とても興味を持ちました。」

そこで、エージェントを通して訪問看護の仕事を探したHさん。程なくして希望が叶い、自宅近くの訪問看護ステーションで働くことが決まりました。「お宅に訪問して、その方だけのケアをすることは楽しかったです。いろんな方、さまざまなご家庭がありましたが、仕事はやりがいがあり、好きでした。」

しかし、勤務を開始して1年後、Hさんは働いていた会社から遠方のステーションへの転勤を提案されたといいます。「父を亡くしてまだ日が浅く、母のそばについていたいという事情もあり、勤務を続けることは難しいと感じました。また、仕事上でケアマネージャーさんとの関わりが不可欠でしたが、その関係にも悩んでいて、正直なところ、疲れも感じていました。そこで一旦退職してその後を考えようと決めました。」

半年ほど休んだ後、Hさんが勤務したのは高齢者介護施設でした。「日勤はワンフロア40名の方を一人で担当します。夜勤では3フロア120名の方を担当するので、重労働でした。もちろん介護士さんやヘルパーさんも補助してくれるのですが、夜勤で急変した方がいた時には、ドクターへの連絡、病院への搬送などが慌ただしく大変でしたね。」忙しい毎日ながらご高齢の患者さんと関わる仕事自体は好きだったというHさん。

しかし、彼女を悩ませていたのは仕事以外のこと、職場の人間関係でした。「師長がその場にいない看護師を悪くいうことが頻繁にありました。悪口を聞いていて気持ちのいい人はいません。私がいない時には私も同じように非難されているのだろうと思うと気持ちが沈みました。」さらに、マニュアル通りの処置を行っても「違う!どうしてこんなことをするの?」と正当な理由もなく叱られることも重なり、精神的に追いつめられていったといいます。

「ある時、職場のストレスチェクを受けたのですが、その結果がストレスマックスの状態と出ました。産業医に相談が必要という診断だったのですが、相談してもきっと内容は職場に筒抜けだろうと疑心暗鬼になってしまいます。また、ストレス解消のため同僚と食事に行っても、話題は愚痴ばかりでした。冷静になって、そんな自分の状態を見つめた時、もうここではやっていけない、限界だと退職する決意をしました。」

転職活動はどのように進めましたか

寄り添ってくれるコンサルティングで気づいた、本当に働きたい場所

退職後、Hさんは心身の疲れもあり、しばらく家で休養を取りました。三ヶ月ほど過ぎた頃から、インターネットで転職先を探すようになったといいます。

「ネットを検索していて、ある時出会ったのがナースコンシェルジュのYouTubeでした。看護師の転職の経験談やアドバイスが豊富で、いくつか動画を見ました。それで、このエージェントは今までのところとは違うかもしれない、とYouTubeの画面からリンク先に登録したんです。」

程なく、ナースコンシェルジュのコンサルタントから連絡が来て、本格的に転職活動が始まりました。

「コンサルタントの方からは、私のことを深く理解しようとしてくれる姿勢が伝わってきて頼もしく感じました。『希望に合う転職先を探しますが、Hさんも気になる職場があったらリクエストしてみてください』と言ってくれたんです。

そこで、私の希望で気になっていた老人介護施設の面接をお願いしました。訪問看護の仕事は好きだったのですが、その時、希望しなかったのは利用者さんのお宅へ通うことが体力的に辛く心配だったからです。」

そして、自ら希望した介護施設の面接に臨み、見事内定を獲得したHさん。けれど本心はモヤモヤしていたそうです。

「面接のためにその施設へ行った時、働くスタッフの方に笑顔がありませんでした。その様子を見て違和感が芽生え、私が働きたいのはここじゃない、そして、やっぱり訪問看護がやりたい、と思いました。けれど、私からお願いしたのに、断るのは申し訳なくて悩みました。でも、意を決して断わりの連絡を入れたんです。」

コンサルタントから何を言われるのだろうと恐る恐る連絡をしたというHさんでしたが、帰ってきたのは意外な言葉でした。

「コンサルタントの方は、『勤務を始めてから辞めるよりも、今、辞めると決める方がずっといいことですよ。気にしないで、Hさんに本当に合う職場を探しましょう』と言ってくれました。この方が担当で本当によかったと思いました。

そして、どうして希望が変わったのか、気持ちの変化を私自身が整理し、希望する働き方は何なのかを確認できるよう、問いかけてくれました。

以前勤務していた施設では介護士の方とうまくコミュニケーションがとれず悩むことが度々でした。立場の違いもあり、真意を伝える難しさを痛感していたんです。そうした経験もあり、施設ではなく、訪問看護へ進もうと決めたのです。

コンサルタントの方の問いかけに答えているうちに、ぼんやりしていた気持ちがクリアになっていくのがわかりました。」

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転職先はこんなトコ!

  • 神奈川県内 訪問診療クリニック
  • 勤務時間 9:00〜18:00
  • 休日 土日休み 年間休日120日

担当コンサルタントから

ナースコンシェルジュ

コンサルタント 三木

Hさんは、当社のYouTubeをよくみていただき、当社のサポートを希望して登録くださったのだなと言葉の端々から伝わってきました。

とても謙虚で素直で、看護というお仕事に誇りをもっていらっしゃる、そして周りの方たちとのコミュニケーションを大切にする姿勢をお持ちです。ですからどんな職場でも求められるし、どんな環境でも貢献される方だという確信がありました。だからこそ、ご本人の納得のいく職場を探そうと決めてサポートをスタートしたのを覚えています。

 

1つめの施設の面接後の帰り道、浮かない顔をされていました。特に看護師さんは「看て・触れて・感じる」看護をしているので、五感が鋭いのです。直感は当たってると思うので、気が進まないところはお断りをして問題ない、むしろお断りをすべきだと思っているので、内定辞退となりました。

 

2つめの訪問診療の面接では、勤務環境も理念も共感ができ働くイメージが持てた、提示された条件などをみても不安な点はないとのことでしたので、二次面接に進み、見事内定をいただき、入職の運びとなりました。

 

当社は、働くご本人である看護師さんの気持ちが一番大事だと思っています。内定をくださった施設に申し訳ない、探して紹介してくれた私たちエージェントに申し訳ないなどという気持ちは一切持たなくていいです。ご自身の気持ちを一番大切にしてほしいと思いますし、ここで働きたいなと思うところが見つかるまで、サポートしようと思っているので遠慮はいりませんよ。

入職後も困ったことがあったらいつでもご連絡ください! もちろん、困ったことがなくても勤務をしていてやりがいを感じている様子も教えていただけると励みになります! ご活躍を祈念いたします。