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シフトが自由に組める夜勤専従への転職で看護師兼パーソナルトレーナーとしての活動を実現
PROFILE
Kさん 34歳 臨床経験12年
転職を考えたきっかけ
2つの仕事の両立のため柔軟なシフトへの希望が募る
卒業後に急性期病院の外科病棟で8年勤務したのち、最初の転職をしたKさん。
「勤務していた病院には多種の科があるため、各分野の知識や経験を、広く浅く身に着けることができます。ですが、そろそろひとつの科に専門特化して働いてみたいと考え始めました。それと同時に、癌の患者さんが増えている現状から、大病を未然に防ぐ役割を担うクリニックで勉強したいと思いました。」
そして、興味があった婦人科クリニックへ転職。しかし、働くうちに、患者さんと向き合う時間が思いのほか少ないことに気づきます。
「やはり私には、じっくりと向き合うスタイルの方があうので、再び病棟に戻りたいと思うようになりました。職場の状況があまりよくないことも一因していますが…」
二度目の転職で、再び外科病棟に常勤で戻ったKさん。しばらくするとプライベート面にも変化が。自身の健康のために始めたパーソナルトレーニングが、トレーナーの資格を取るまでになりました。
「パーソナルトレーナーとしての活動と両立したいと考えるようになりました。でも、実現するためには、二交代制の常勤では時間が足りません。そんな時、同僚から夜勤専従という働き方を勧められ、同じ病院内で夜勤専従に転向しました。」
夜勤専従に転向して1年7カ月ほど。トレーナーとしての仕事も軌道に乗り始めると、さらにシフトの自由度が高い勤務先への希望が募り、再度の転職を決意します。
具体的な転職活動は?
同僚が信頼する転職エージェントが難易度の高い希望条件をクリア
2回目の転職の際に依頼したコンサルタントに再び相談したKさん。
「当時の同僚に紹介してもらいました。転職するまでのサービス体制だけでなく、実際に入職した後の職場に対する満足度も聞いて、信頼できる予感がありました。また、同じ職場に、もう一人そのエージェントを利用した人がいたことも安心材料だったと思います。
条件に合う求人の案内はもちろんのこと、採用に結び付きやすくなるように、面接前後に細かいフォローをしてくれたことに心強い安心感を覚えたそうです。
「その経験から今回も相談しました。聞いたことには、何でもきちんと答えてくれることも信頼できるポイントでした」
再度の転職にあたっての条件はトレーナーとしての活動が最大限にしやすい環境だったと話すKさん。
「具体的には、夜勤専従に加え、シフトが自由に組めて、それなりに給与がもらえる。そして、Wワークを認めてくれるところ。ここが一番肝心でした。」
厳しい条件でしたが、担当コンサルタントはWワークが叶う、夜勤専従の求人を案内してくれ、面接にのぞみます
現在の職場の決め手は?
シフトの自由度が高い夜勤専従の職場に
面接の結果、シフトの自由度と、給与面が決め手となり、現在の職場への入職を決めます。「残念ながら、常勤という希望は叶いませんでしたが、その他の条件はクリアしたので。土日も休めるので、トレーナーの活動がしやすかったです。」
そんなKさんが勤務先として選んだのは、一般病棟とHCUがある急性期病院で、現在では療養病棟も新設されています。
現在の職場と仕事は?
HCUで新しいスキルを身につけつつ、天職である看護師の仕事を醍醐味を満喫
「入職当時は一般病棟の配属でしたが、HCUの夜勤専従の人が退職しため、約8か月後に欠員がでたHCUに異動しました。」
同じ職場で夜勤は4人で、20代後輩から30代が中心の職場。看護師としてのキャリアが13年あるKさんは、職場ではリーダーを務めます。
「過去に働いていた急性期病棟では経験したことがない人工呼吸器をつける患者さんも結構いらっしゃって、新しい経験が積めて勉強になります。」
そんなKさんは、看護師は天職だと話します。
「喘息持ちで、4、5歳のころから病院通い。その時に看護師さんにやさしくしてもらったことが記憶に残り、目指すことにしました。医者じゃなく看護師。だって患者さんの一番近くにいられるじゃないですか(笑。
なので、『いつもありがとうね』とか『おつかれさま』と、患者さんから言っていただけると、この仕事をしていてよかったとしみじみ思います。辛いことも多くて、責任も重い仕事ですが、この何気ない一言で、明日も頑張ろうって思えます。」
この先のキャリアについてたずねてみました
「今後、結婚を考えた時に、ずっと夜勤の生活をしているわけにはいかないので、いつ生活を切り替えるかを模索しています。
その時には、前々から気になっている婦人科や美容皮膚科など、女性ならではの分野も視野に入れようと思います。」
転職を検討する方へアドバイス
挑戦したいことがあったら躊躇せずに突き進んでみて!
「転職したいけれど、次の職場がいいところじゃなかったらどうしよう、と踏みとどまる方は結構いますよね。でも、行動してみないとわからないので、迷っているなら動いてみたほうが良いと、私は思います。
転職を考える理由はいろいろありますが、目標を定めて、そのためには何が必要かを見極めながら適切な職場を探せるといいですよね。あと、プライベートを犠牲にする方も多いと思いますが、私はプライベートを重視しながら仕事をしてもいいと思うんです。そうじゃないと長く続かないですから。」
転職エージェントとの付き合い方も教えてもらいました
「自分の条件は安易に譲らないほうがいいです。エージェントから求人案内される時に、譲れない条件が満たさせてないのに、それを伏せながら伝える担当者はダメです。例えば、年収がキモなのに、年収は低いけれどいい病院だからと、自身の都合を突き通してる方っているんです。
あんまり強く言われると妥協してきたほうがいいのか?と思ってしまう。私も20代後半ではじめて転職した時にはうまく押し通せなくて失敗しました。
だから、ぶれない意志を持つことの大事さを実感しました。」
実現したいライフスタイルや看護スタイルを考えてから、条件の優先づけをすると転職後の満足度が高まります。もし、ご自身でうまく言葉にできなくても、担当コンサルタントが対話を通して、一緒に見つけていくこともできます。当社が対話を大事にしているのはそのためです。また、難易度が高めの条件でも、遠慮なくお伝えください。当社ではご希望の背景や、ご本人のお人柄、看護スタイルなどを含めたプロフィールシートをもとに病院やクリニックへご案内していますので、その方を総合的に鑑みてのオファーを得ることができます。