#13
不信感だらけの最初の転職を乗り越え、急性期病棟へ挑戦。コンサルタントと二人三脚で実現した充実の毎日
PROFILE
I さん 20代 臨床経験7年
転職を考えたきっかけは?
夢の東京生活でも、理想とはかけ離れた職場。初めての転職で抱いた不信感。
専門学校を卒業後、地元、北海道の整形外科病棟でキャリアをスタートしたIさん。
4年が経過した頃、かねてからの希望だった東京での生活を始めることを決意。ある転職エージェントを通じ、東京の急性期病院のリハビリテーション科への転職を果たします。
寮があり、プリセプター制度など教育制度が充実していることを条件に選んだ転職先。しかし現実は大きく違っていました。
「教育制度が整っていることが決め手だったのに、指導らしいことはほとんどしてもらえず、実際には『4年目だからできるよね?』と言われ、面接時に説明を受けた教育環境のイメージとは程遠いものでした。
そこでは、ドクターとのコミュニケーションは師長を通して行うルール。退勤直前に患者さんから頼まれたことは翌日へ持ち越さなければならないなど、私の看護感とは違うと感じることも多かったですね。
人の出入りも激しく、後から入職してきた同僚も2カ月ほどで退職。
「初めての分野で、教えてもらえる機会も少なく、相談できる人もいない状況。不安ばかりが募りました」
5カ月が経過した頃、Iさんはついに体調を崩してしまいます。
転職活動はどのように進めましたか?
納得いくまで探せる。信頼できるコンサルタントとの出会いで前向きに。
入職前に聞いていた環境とは大きく異なるストレスの多い職場。
ついにIさんは体調を崩し、ドクターストップがかかってしまいます。
「もうダメ。ここでは働けない。と転職を考え始めました。
友人から『親身になってくれるよ』と聞いたナースコンシェルジュに登録しました。」
前回の転職では、聞いていた話と違うと感じた事が多くあり、転職エージェントには不信感でいっぱいだったというIさん。
「次も同じことになったら、と思うと転職に対して怖さがありました。
けれど、ナースコンシェルジュのコンサルタントさんはじっくり私の話を聞いてくれます。『とりあえず面接だけでも』などと急かすことはありません。
今まで使っていたエージェントとは違うなと感じましたね。
当時は職場でのストレスから体調を崩していたので、私のペースに寄り添い待ってくれることが信頼へつながっていきました。
教育体制や寮などについて、私が聞きたいことについても一つ一つ先方へ問い合わせて、疑問に答えてくれます。
ある時、面談の後に担当の方が車に乗せてくれて東京の街並みを見せてくれたんです。
車窓から東京の街を見ているうちに、『私はこういう場所で働きたかったんだ。もう一度がんばろう』と自分の気持ちが前を向くのがわかりました。
転職先の決め手は何ですか?
インターンシップで現場を経験したことが新領域へ飛び込む勇気をくれた。
Iさんは再び積極的に転職活動を始めます。
「希望は前職と同じリハビリ分野。
体調も万全ではなかったので、整形や脳外科は難しいかな、と。それに患者さんとじっくり向き合える看護がしたかったので。
そして、都内のリハビリテーション病棟を有する病院の面接に臨みました。一回目の面接はコンサルタントが同席してくれました。」
二次面接に進んだIさん。看護部長から意外な提案をされます。
「まだ若いから、リハビリテーション病棟で働くのはもったいない。急性期病棟で頑張ってみませんか。と勧められました。
さらに、教育体制もしっかりしているから大丈夫。と心強い言葉もいただいたのですが…。
私は整形外科の経験しかないですし、リハビリの経験も短期です。当時は体調も万全ではない、悩みましたね。
私が決めかねていると、インターンシップとして病棟を見せてもらえることになったんです。
本来、この病院はインターンシップを行っていません。担当コンサルタントが交渉してくれて実現したんです。
実際に病棟へ入ってみると、明るい雰囲気で若いスタッフも多い職場。人間関係も順調に見えました。最終的には、このインターンシップの経験が決め手となり、急性期病棟でやってみようと決心しました。」
現在の仕事と職場
急性期病棟で幅広い疾患の患者さんを看護し、技術力の向上を実感
Iさんにとって初めての急性期病棟での勤務が始まります。
「15人ほどのチームが二つあり、ローテーションしながら一つの病棟を担当します。
重篤度の高いHCUが併設され、看護師全員がここで働けるような教育体制です。
入職後、早い段階でHCUの担当を、と指示されましたが、まだ自信がなく、少し待ってほしいとお願いしたんです。
すると、私のために指導者をつけて相談しやすい環境を整えてもらえました。
さらに私の成長を待ってからHCUに配属してくれました。
当初、急変時はあたふたして、全く動けない状態でしたが
経験を積んだ今では、スムーズな対応ができます。
人工呼吸器や心電図などの医療機器も、勉強しなければ扱えるようにはなりません。
ここで働いて、幅広い疾患の患者さんを看護できるようになりました。
それがやりがいですね。
若い時に急性期が経験できて良かったと思っています。自信につながりました。
この経験は他の科へ行っても必ず役に立つはずですから。」
勤務を順調にこなせるようになり、海外留学の希望を持ち始めたIさん。
夢を理解してくれた上司や同僚に惜しまれつつ、一年半ほど勤務した病院を円満退職します。
「海外の看護の仕事にも興味があったので、医療研修のある留学を選びました。」
これから転職を検討する方へのアドバイス
転職エージェントのペースに乗せられないで。本当に希望通りの転職先か、じっくり考えて
ところが、コロナ禍のため留学を切り上げ北海道の実家へ戻ることになってしまいます。
再び就職活動を始めたIさんに後輩へのアドバイスを聞きました。
「エージェントのペースに乗せられてはいけません。
提案にすぐ飛びつくのではなく、自分の希望に沿っているのかしっかり考えてください。
いいことしか耳に入ってこない時は要注意です。
『とりあえず面接しましょう』と言われることがよくありました。けれど、『とりあえず』といっても準備が必要です。
私の今回の転職は北海道の実家から東京の病院を探す遠距離の転職活動です。何度も東京へは行けません。
その点、ナースコンシェルジュは私が上京するタイミングに合わせ、東京滞在中に数カ所の面接を受けられるよう日程調整をしてくれました。
帰国して真っ先に連絡したのは同じコンサルタントの方。
前回同様、私の気持ちが決まるまでじっくり待ってくれましたし、リハビリや療養系の病院へ勤務したいと言う希望に寄り添い、疑問にも丁寧に答えてもらいました。
今までと違い、今回の転職は一人暮らしが希望です。
コンサルタントの方は、東京での部屋探しに苦労していると知ると、私と私の友人を連れて、検討しているマンションの生活環境を理解できるよう、現地へ出向き、街並みを案内してくれました。
駅からの道のりや夜の雰囲気など実際に見ることができて本当に心強かったです。
本来、こうしたことは転職エージェントの役割ではないはず。
でもナースコンシェルジュは『関係ない』と切り捨てることなく、親身になってくれました。
私の転職先選びの基準はナースコンシェルジュさんのコンサルティングで固まっていきました。
仕事探しと同様にエージェントもよく見極めることが重要です。」
転職エージェントを使って転職された方の多くが「急かされる」経験をしたことがあると話します。当社ではご相談者の気持ちに寄り添い、決して急がせることはありません。ご希望に沿った納得いく転職をしていただく為に、対話を大切に、疑問にはていねいにお答えしています。
Iんの二度目の転職のご相談では、北海道と東京の遠距離での転職活動となりました。地方からのご相談には、できるだけご本人の負担が少ない転職活動となるようサポートします。メールや電話を活用し、限られた上京のタイミングに合わせて面接日程を調整します。また、住まい探しなどについてもアドバイスいたします。遠慮なくお話しください。