転職ってどうなんだろう?

100人のリアル

100人100様の転職ストーリーを
紹介する看護師転職レポート。

「転職ってどうなんだろう?」
「みんなどんな風に新しい職場を決めたの?」
転職に興味はあるけれど踏み出せない。
そんな方も多いハズ。
次のステップを考える際の参考にしてくださいね。

#40

看護の幅を広げ、ジェネラリストを目指したい。面談で見えてきた理想の将来

PROFILE

Yさん20代 臨床経験7年

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●転職を考えたきっかけは?

同期が一斉に退職した3年目。周囲に影響され、違う世界が見たくなった

看護学校を卒業後、総合病院へ入職したYさんの最初の職場は慢性期病棟でした。

「外科を希望していましたが、入職にあたって、慢性期病棟でじっくり学んでから、急性期へ移った方が私の性格に合っているのでは? と師長からアドバイスされました。そこで、まずは慢性期病棟で経験を積んでみようと考え直し、勤務を開始しました。」

仕事は順調だったというYさんですが、急性期病棟で仕事をしたいという思いは消えず、2年目に急性期病棟へ異動させてもらったそうです。念願の外科病棟での勤務を実現したものの、3年目を迎えた頃、ほとんどの同期が退職してしまったといいます。

「看護学校の奨学金返済のための勤務期間は3年間です。3年間が一区切りという考えの人が多く、その期間を終えるとほとんどの同期の仲間が退職していきました。周りの影響はとても大きかったです。

今勤めている病院は第一希望でなかったことや、納得いくお給料の額ではなかったこと、もっと高度な外科の看護を経験したいなど、元々、不満に感じていたことはあったのですが、同期の退職を機にその思いが大きくなっていきました。知らない世界を見たい、新しい職場で働いてみたい、と考えるようになりました。

そして4年間勤務した病院を退職したYさん。エージェントを使って転職した職場は医療法人グループの総合病院でした。

「その病院については、職場の雰囲気や仕事の厳しさなど、さまざまな噂を聞いていました。実は、もう一つの病院からも自力で内定をいただいていたので、とても悩みましたね。

エージェントの方からは、職場の雰囲気や仕事については入ってみなければわからない。それよりも充実した設備やお給料など、確実なものを見て判断しましょう。と薦められて入職を決意しました。今振り返ると、誘導されたのかな、とも感じます」

再び転職を決意した理由は?

初めてのICUでのしかかる責任。職場の人間関係が追い打ちをかける

転職先の職場は経験のないICUでした。

「ICU はとても大変でした。右も左もわからず、言われたことをこなすだけです。重篤な患者さんが多く、入れ替わりも激しいため、患者さんと向き合う看護とは無縁の毎日でした。

人材不足のせいもあり、1ヶ月後には担当患者さんが増やされ、半年後にはリーダーに。責任も重く、強いストレスを感じましたね。」

さらにYさんを悩ませたのは職場の人間関係だったといいます。

「ミスがあった時には悪いところを指摘し合うことに終始し、再発防止のための取り組みは二の次だったような気がします。

休みの日もゆっくり休めず、『勉強しなくちゃ!』と焦ってしまいます。だんだん病院へ行くのが嫌になっていきました。その頃、持病が悪化し、手術をすることになりました。その原因としてストレスが指摘され、もうここでは働けない、と思うようになりました」

そして、退職を決意したそうです。

「持病の悪化などを理由に退職を申し出ました。しかし、すんなりとは退職できません。次のボーナスまで、次の有給取得まで、と何度も引き伸ばされました。転職活動もままなりませんでした」

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転職先はこんなトコ!

  • 埼玉県内 総合病院 200床
  • 勤務時間 日勤8:30〜17:15 夜勤16:15〜9:00
  • 休日 月8〜9日、シフト制

担当コンサルタントから

ナースコンシェルジュ

コンサルタント 三木

入職時の希望病棟に2回も配属が叶わなかった、というところから深堀りしていくと、病院の都合もあると思うし「合わせます」というニュアンスで言ってしまったとのこと。

とっても謙虚で繊細な心遣いができるYさんは、周りに気遣いして合わせてしまって自分を疲れさせてしまうご性格かなとお見受けしたので、もっと自分の考えを主張していいし、自信をもって表現するほうが自分のためにもなります、とアドバイスさせていただきました。

忖度してしまったがゆえに、自分のやりたいことができず早期退職に繋がるのは、とてももったいないです。うまく自分の考えや希望を伝えるような工夫やスキルも大切ですので具体的にお伝えしています。

Yさんは色々な職場のご経験から、ご自身の人生プランを見直したときに、「やはり今は急性期を頑張りたい」という思いに行きついて、再始動されました。

今回の転職のテーマは「急性期病院だけど激務すぎず、チームで協力して看護ができる環境」でした。仕事の休みを使っての転職活動でしたが、書類づくりや面接対策も丁寧に行って見事すべて内定(しかも希望病棟配属)をいただけました!

入職して3ヶ月経過した今もやりがいを感じていらっしゃるとのことで、嬉しく思います!3年頑張った先の景色が楽しみですね!

困ったことがあったらいつでもお気軽にご相談ください。もちろんいいご報告もお待ちしています。