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夢の起業とダブルワークの二刀流を実現。理想通りの副業も見つけた!
PROFILE
Mさん 50代 臨床経験28年
転職を考えたきっかけは?
人生のシフトチェンジ。自分らしく、丁寧な暮らしを目指して
25年という長期間、大学病院に勤務されてきたMさん。看護師として豊富な経験と知識を持ち、数多くの現場で勤務されました。
「最初の職場はNICUです。ここには生まれたばかりの赤ちゃんが入院してきます。
患者さん以上に大切なのは、ご家族のケア、特にお母さんのケアです。
お母さんは赤ちゃんを小さく生んでしまった自分を責めて不安になることがよくあります。ケアを通して安心させてあげられるよう、積極的な言葉がけを心掛けました。
『今日はミルクを飲む量が10cc増えましたよ』そんな些細な一言で救われることもあるんです。」
NICUに始まり、小児外科、小児内科、などを経験したのち、医療安全推進部、肝臓の専門治療のセクションなど、新規立ち上げに多く関わり、キャリアを重ねたMさん。
「仕事をする上で大切にしてきたことは、職場の人間関係です。元気で楽しく働ける職場にしたいといつも思っていました。
看護師は忙しい仕事ですから疲弊して、体調不良になってしまう人がとても多いんです。でも、周囲も忙しいので、その人に優しくできないことがあります。そうなるとますます不調は悪化してしまいます。
不調には仕事の忙しさの他に、職場の雰囲気や居心地が大きく関係しています。そこで私は積極的に優しい言葉をかけていきました。すると元気になる人が多かったんです。
それを見ていて、周囲も積極的に同僚を気遣い、声がけをするいい循環が生まれてくるんです。
異動したどの職場でも、良好な人間関係の構築を目指してきました。
こうした行動が評価されて、新規立ち上げの部署に関わることが多かったのかもしれません。もちろん組織の立ち上げに慣れていたこともあると思いますが。」
プライベートでも結婚、出産を経験され、育児と病棟勤務を両立。入職後10年目には主任に昇格し、その後も勤務を続けてきたMさん。そしてある時、ご自分の生き方に変化が訪れたといいます。
「もっと自分を活かせる働き方があるのではないかと思うようになりました。今までと働き方を変えて、これからの人生は丁寧に暮らしていきたい、とも思いました。
もともと、いつか自分で起業したいと考えていました。今がその時だと、思い切って退職を決意しました。」
転職活動はどのように進めましたか?
事業をサポートするダブルワークをコンサルタントに相談
退職後、Mさんは産前産後のお母さんと赤ちゃんをサポートする居宅訪問型サービス事業を立ち上げます。
「以前からの夢だった子供の幸せに関わる仕事が実現できました。産後すぐのお母さんと赤ちゃんを訪問し、さまざまなケアを通してお母さんの心の安定や赤ちゃんとの生活をサポートします。
とはいえ、お客様の都合を優先する仕事ですから、どうしても週に何日かは空いた日ができてしまうんです。そうした空いた日にも働きたいと考えるようになりました。でも、都合よく仕事が見つかるはずがないとも思っていたんです。
そんな時、友人から紹介されたのがナースコンシェルジュです。すぐにコンサルタントの方と会うことができました。
初回の面談では、ナースコンシェルジュの社長でもあるコンサルタントの方が看護師の幸せを追求したいという理念を熱く語ってくれました。その言葉を聞いていてナースコンシェルジュを信じて間違いない、と思いました。
私の知っていた紹介エージェントは、情報は送ってきてくれるものの、相手の顔も見えずとても機械的な印象です。ですから目の前でコンサルタントの方の熱心な様子が感じられたことが、信頼に繋がりました。
お願いした転職先の条件は、空いている日や時間に仕事ができる自由度があることです。わがままな仕事探しだとわかっていたのでそれ以上は望みませんでした。
意外にも仕事はすぐに見つかりました。内視鏡の検診クリニックです。前職での経験が役に立ちました。
勤務体制は基本的に週2回。働ける日があるときにはさらにプラスになります。勤務シフトは約1ヶ月前に決めるため、子育て支援の仕事とも両立が可能です。
難しいと思っていたのに、希望通りの仕事が見つかったことにとても満足しています。」
現在の仕事と職場
出会いは一期一会。その時にできる精一杯の看護を
Mさんが勤務するのは検診クリニック。内視鏡検査を担当されています。
「検診が目的のクリニックですから、滞りなく進めることが大切です。けれど、検査が苦手な方、怖いと感じている方は少なくありません。
その不安や緊張をやわらげてあげられるよう、ここでも積極的に声をかけています。
「大丈夫ですよ、大きく深呼吸してください」、「こんな姿勢をとると楽になります」など、ちょっとした言葉で気持ちが軽くなることがあるんです。
私の一言で苦手意識が少しでも減らせたらいいなと思っていつも働いています。」
周囲の人が気持ちよくいられるような言葉がけを心がけているというMさん。検診クリニックの勤務を終了され、現在は別の職場で働いています。
「コロナ禍の影響で健診がストップしてしまい、終了になりました。その後もダブルワークを継続したかったのでナースコンシェルジュに紹介をお願いしました。
今回は夜勤での勤務を希望しました。ほどなく提案された候補は老人病院と、施設内居室型ホスピスです。面接では、コンサルタントの方から事前に情報をもらっていたので施設の特徴などがわかって助かりました。
私は終末期に寄り添う看護をしたかったのでホスピスの勤務を決めました。
勤務先には感情が不安定になり何日も眠れない患者さんもいらっしゃいます。
そんな時、ゆっくりお話しを聞いてあげるだけで眠れるようになる方も多いんです。抱えている不安や寂しさがお話しすることで消えていくんです。
いつも大切にしているのは一人の患者さんとその時にどう向かい合うか。
勤務は月に3〜4回の夜勤ですから、いつもその方を看護できるわけではありません。一期一会だと思って、その時間にできることを精一杯やっています。」
これから転職する方へアドバイス
楽しく働けることが一番。自分軸をしっかり持って
「お給料は大切ですが、それ以上に、『自分はここで楽しく働いていけるかどうか』を基準に見極めて欲しいですね。
その職場は何を大切にしているのか。
環境や看護方針は自分の理想の看護スタイルにマッチしているか、自分らしく働いていってほしいと思います。
その時、一緒になって理想の仕事探しを手伝ってくれる存在は大切です。
『こんなこと言ったらわがままかも』と思っても相談してみてください。
私の場合はそれを聞いてくれたのがナースコンシェルジュでした。
最近は直接会わないエージェントも増えていますが、やはり顔を見ながら丁寧にコンサルティングをしてくれる存在は頼もしいものです。
入職後、勤務先には直接言いにくい相談事や不安も、コンサルタントの方が代理人として間に入って解決してくれました。
自分の人生なのですから、頼れるエージェントを見つけて相談して、楽しく働ける理想の仕事を見つけてほしいと思います。」
本業に加えダブルワークで仕事をしたいというご相談を多くいただきます。ここ数年はそうした方が増えた事もあり、以前に比べて探すのは少し難しくなってきています。
皆さんそれぞれ背景が違い、希望条件も変わってきます。「○月までには決めなくては」「時給は○○○○円以上」「通勤時間は○分までは大丈夫」「職場に求めるものは・・・」etc.
非常勤となるダブルワークであっても、こうしたご自身の希望と職場のマッチはとても重要なことです。難しくなった環境のもと、どこでどう折り合いをつけるかは「ご自身の入職後の納得感」のためにも大切にしています。
「こんなわがままは言えない」、「無理かもしれない」、と思うかもしれません。でも、まずは相談してみてください。
一緒に解決策を探しましょう。ナースコンシェルジュがお手伝いします。