転職ってどうなんだろう?

100人のリアル

100人100様の転職ストーリーを
紹介する看護師転職レポート。

「転職ってどうなんだろう?」
「みんなどんな風に新しい職場を決めたの?」
転職に興味はあるけれど踏み出せない。
そんな方も多いハズ。
次のステップを考える際の参考にしてくださいね。

#34

自分の人生を考え、「逃げ」ではなく「攻め」の転職をしよう、と気づきました。

PROFILE

Tさん 20代 臨床経験 2年

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転職を考えたきっかけは?

コロナ禍で続く過酷な勤務と、理不尽な叱責に心が悲鳴をあげる

高校時代、入院して辛くて落ち込んでいたとき、看護師さんが背中をさすって励ましてくれたという経験がこの道を目指すきっかけになったというTさん。

地元の学校を卒業後、2020年に関東の総合病院へ入職しました。ちょうどコロナ禍の真っ只中でもあり、入職前の研修などは一切なく、同期とも交流できないまま、病院自体がゴタゴタした状態で仕事が始まったといいます。

「配属されたのは希望していないICUでした。研修も全くないまま現場に放り込まれた感じです。重篤な患者さんを看護する勤務はとても不安でした。

同期入職の看護師はいたのですが、年齢が離れていて、話し相手という感じではありませんでした。プリセプターの先輩は2名いて、いい方でした。気軽に相談もできて、そのうちの1人は今でも連絡をとっています。」

さらに、Tさんが働くICUも新型コロナ対応のため、通常時とは違う仕事環境でした。

「昨年の前半は新型コロナの感染拡大のため、病院へ入院する患者さんが激減し、一時は新型コロナ以外の患者さんがほとんどいないという状況が続きました。ICUでも新型コロナ専用のベッドを2床設けていました。基礎的な知識も経験もない中で、重症患者さんを看護するのは心身ともに負担が大きかったです。」

通常時とは違う緊張状態の中、1年と少し過ぎたころ、勤務を続けることが難しくなるほどの出来事が起こりました。

「私の勤務するICUではCCUを併設していて、心筋梗塞などにより救急で入院してくる患者さんの対応も私たちの仕事です。そのための心臓カテーテル検査業務の練習をすることがありました。

しかし、私は技術的にも能力的にも、必要なレベルを習得できていませんでした。それについて、ひどく叱責をされたんです。しかも、指導する先輩看護師によって求められるレベルや、指導内容も違うことがあり、戸惑いも理不尽さも感じましたし、何かあった時にしっかり対応できない自分に対しても、とても辛かったですね。」

さらにTさんが辛いと感じたことがあったといいます。

「技術が未熟なことについて叱られるのは仕方のないことだと納得できます。しかし、人格を否定するような言葉も投げつけられました。すっかり自信をなくしてしまい、勤務をしていても辛いと感じる毎日になっていきました。だんだん働くことが難しくなり、死にたいとさえ考えてしまうようになったんです。」

普通ではない精神状態に陥ってしまったTさんは、師長に相談しました。その結果、しばらく休職することになったそうです。

「週一回、心療内科に通院し、寮の部屋でゆっくりと過ごす日々が続きました。最初は症状もありましたが、1ヶ月過ぎたころ、だいぶ落ち着いてきたので、復帰を決めました。

しかし、復帰は順調にはいきませんでした。私が復帰した翌日、以前から苦手だった先輩も長期の休暇から復帰してきたんです。その方が職場に戻ってくると聞いただけで動悸がしてしまうほどでした。」

そしてまたしても、Tさんの心が折れてしまうほどのアクシデントが起こったそうです。

「その先輩が復帰した初日、挨拶もしていないのにいきなり『なんでこんなこともできないの?』と怒られました。私も驚いて『復帰早々、なんですか?』と言い返してしまったんです。もちろんその後、何十倍にもなって雷が返ってきたんですけど。

それをきっかけにまた働くのが辛くなっていきました。復帰後1ヶ月ほど頑張ったのですが、どうしても職場へ行くのが難しくなり、再度休職することになりました。」

転職についてどのように考えましたか?

転職だけが解決法ではない。キャリアを積んで自信を持ってからでも遅くない。

Tさんは2回目の休職中、高い料金を払ってカウンセリングを受けたりしましたが、どの人も「その環境が合わないのだと思う。職場を変えることが一番いいのではないか」ということでした。

「確かに、2回休職しても症状が同じだし、こんなに辛いなら、違う職場で働いたほうが自分にとっていいのかも」と転職を考えるようになったといいます。

「なんとなく転職関連のyoutubeを見ていたのですが、そこで出会ったのがナースコンシェルジュです。

それまでにも、大手の紹介エージェントに登録をしていました。しかし、紹介された案件が聞いた話と実際では違っていたり、早く内定を取らせようという意図が見え見えだったりしてあまりいい印象はなかったんです。でもこのナースコンシェルジュのyoutubeをいくつか見ているうちに、ここなら親切にしてくれるかもしれないと登録しました。」

登録作業をして、翌日ナースコンシェルジュのコンサルタントから連絡が来ました。状況を説明したところ、「早めにキャリアを見直したほうがいい」とのことで、その翌日直接会うことになったそうです。

「コンサルタントの方が自分の最寄り駅まできてくれて、実際にお会いして面談をしたのですが、様々な気づきをいただきました。

まず、現在の自分の立ち位置についてです。

私のいるICUは看護師の仕事の中ではかなり専門性の高いスペシャリストであること。一方で、転職する際に求められることが多いのはオールラウンドに患者さんを看ることができるジェネラリストであるということです。

現在の私は看護師を始めてまだ二年目。

まだわからないこともあるし、成長段階なので、できないことも多いのが当たり前。これはどんなにデキるベテラン看護師さんでも通る道だということ。ここで諦めたらこの先の自分の成長が途絶えてしまうこと。

それを聞いてハッとしました。確かに、今まで勉強や部活でも、うまくいかないからといって辞めずに頑張ってきたから受験に合格できたし、チームで入賞することもできた。

辞めるという選択は簡単にできますが、本当に今辞めることがベストなのか、考えるきっかけになりました。

それから、苦手な先輩についてもアドバイスをいただきました。

苦手な人はどの職場に転職してもいるはずだと。私がその人をどうにかできるわけではないので、私が私のすべきことに集中するべきだと教えてもらいました。

確かに、私も丁寧に教えてくれない先輩方のせいだと思っていた節があると気付きました。もっと自分も同僚に対して感謝の気持ちを持つことだったり、言葉選びを慎重にするなど工夫することがあったなと思いなおしました。

その時に推薦してもらった本がアドラー心理学の「嫌われる勇気」などです。コンサルタントの方のお話を聞いて、この本を読むうちに、だんだん前向きな気持ちになっていけました。

そして、転職だけが解決法ではない。キャリアを積んで、自信が持ててから転職を考えようと思いました。

今二年目なので、三、四年めまでは現在の職場で頑張って、その後、院内異動をして他の病棟でジェネラリストとしてもキャリアを積んでから転職することにしました。」

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担当コンサルタントから

ナースコンシェルジュ

コンサルタント 三木

最初お電話をしたときから感じていましたが、とても真面目で責任感があり素直なお人柄です。もっとこうなっていきたいのにどう行動していいかわからないという負のサイクルに入っていました。

今まで学生であった立場から、社会人となり、これまでと違う環境で戦い続けなければいけない状況で、つらく悲しい気持ちを経験し、自分を責めていらっしゃいました。追い込まれた状況に接したとき、自分を客観的にみることや、物事を広くとらえて考えることを忘れてしまいがちです。

お会いしたときは表情も虚ろで涙を流しながら話をしてくれましたが、面談の終盤には表情も明るく前向きな発言がでてきて、「転職するのは今じゃない気がしてきました。もうちょっとがんばって、自分を成長させてからにします」と最終的には自分で決められました。

転職を考えるきっかけはみなさんそれぞれだと思いますが、その時の感情に任せてすぐ決断するのではなく、自分のキャリアを考えてみたときや、転職したい先の事情など総合的かつ冷静に判断することが大切になります。

ナースコンシェルジュは看護師の皆さんが目指す将来を実現するために、戦略的かつ本質的な転職を提案するキャリア支援に重きをおいています。従って、当社の利益のために言いくるめたり、意思を無視して無理に進めようとはしません。

今、転職する必要がない。むしろ、現在の環境で頑張ったほうがあなたのためになると判断した時にはそのようにお伝えしています。

一度面談した方の場合には、その方の仕事に対する姿勢やお人柄を理解しています。

「攻めの転職」をすべきときが来たら、また一緒に方向性を考えて転職サポートをさせていただきたいと思います。ご連絡お待ちしておりますね。ご活躍を期待しております!