#28
頼れるコンサルタントと出会い、派遣から常勤への復帰を実現。
PROFILE
Sさん 40代 臨床経験24年
転職を考えたきっかけは?
理想の職場で働くために、再び常勤勤務へ
療養型の病院や急性期病院でキャリアを積んできたSさん。
お母様の介護をきっかけに常勤から派遣へと働きかたを変えました。
派遣先で様々な経験をされる中で、仕事への気づきや気持ちの変化があり、Sさんはもう一度常勤へ戻る決意をされました。
「派遣看護師として様々な病院へ行きました。
派遣を受け入れている病院は慢性的な人手不足で、人の出入りが多いところが少なくありません。
その結果、組織が安定せずに、チームワークが希薄だと感じることが多かったんです。責任の所在が曖昧になる場面もありました。
協力して看護するというよりも、悪くいうと『自分さえ良ければいい』という雰囲気となってしまっている職場もありました。
私は、看護はチームで行うものだと考えています。それぞれの看護師が持つ知識やスキルをお互いに共有して、協力しあって患者さんにいい看護を提供したいです。
そんな職場に出会えることを期待して、派遣看護師として様々な病院に勤めてみましたがなかなか出会えません。
患者さんのために、お互いに協力しながら切磋琢磨し働いていける様な環境へ移りたいと考えるようになりました。
また、病院を移るたびにそれぞれの病院独自のルールやマニュアルを一から覚えなければならないことも負担でした。
そこで長く勤務できる常勤へ戻ろうと考えました。母の状態が改善してきたことも理由の一つです。」
転職活動はどのように進めましたか?
やっと出会えた!味方になってくれるコンサルタント
転職を決意したSさんは転職活動を開始します。
今までの転職では数社の転職サイトを使ってきたといいます。
「インターネットで転職の情報を検索している時に、ナースコンシェルジュが公開しているyoutubeをいくつか見たんです。
「ドン底からの復活」とか「その転職コンサルタントはNG」などのコンテンツです。
NGコンサルタントの話は、私自身が転職活動の中で同じ様な嫌な思いをしたこともあり、『そうそう!』とうなずきながら見ました。
過去のコンサルタントさんには、上から目線で私の経歴に否定的なことを言われ、意見を押し付けられたことがありました。
私に説明することもなく、急に面接を設定し『面接は決まっているからとにかく行って下さい』ということさえあったんです。
コンサルタントさんは味方になってくれるはずの存在なのに、私のことを考えてくれているとはとても思えませんでした。
動画を見て、ナースコンシェルジュなら急かされずにじっくり自分に合う転職先を探せるのではないかと感じ、登録しました。
しばらくして担当のコンサルタントの方から連絡がきて、会うことになりました。」
他の転職サイトのコンサルタントとはかなり違う印象だったそうです。
「ナースコンシェルジュのコンサルタントの方は、私の気持ちを尊重し、看護師としての今後を真剣に考えてくれました。
面談で時間をかけてお話ししたのは私の経歴についてです。
看護師として入職してから現在までを、丁寧に聞いてくれました。
上から物を言う様なこともありませんでしたし、経歴にも私に寄り添って聞いてくれていると感じました。
過去の転職についても、コンサルタントさんに聞いて貰いながら、自分でも一つ一つその理由を振り返り、反省すべき点もありました。
人間関係に悩み、転職したことがありました。でも今なら、周囲の人たちにも様々な理由があり、そのせいでコミュニケーションがうまくいかなかったのかもしれない、と受け入れて、割り切ることができます。
また、転職していく同僚を見て、私にももっと活躍できる場所があるのではないか、と辞めてしまったこともありましたが、周りに流されず、もう少し踏みとどまればよかったと今では思います。
コンサルタントの方は私に寄り添い、こうした私の気づきから、今回の転職で大事にしたいことや、どんなところなら長く勤務できるかを導き出してくれました。
こんなに丁寧にコンサルティングをしてもらったのは初めてのことです。
やっと味方になってくれるコンサルタントに出会えたと思いました。」
転職先の決め手は何ですか?
ここなら頑張れる! 尊敬できる上司と出会って決断
そして希望する転職先の条件が具体的に見えてきました。
「看護師同士が足りないところをカバーしあう環境で働きたいと思いました。
知識や技術を共有し、意見を出し合いながら患者さんに良い看護を提供するチームワークが感じられる職場が理想です。
規模は小さすぎないところ。小さい組織ではうまくいかなくなった時の選択肢が限られるかなと。ある程度の規模があれば人事異動も可能だからです。
忙しいのはどこへ行っても当然ですが、私なりのペースで働ける場所がいいいと思いました。」
Sさんが転職先として希望したのは療養型の病棟でした。
「じっくり患者さんと向き合える環境で働きたかったですし、療養型の病院での勤務経験が豊富だったことも理由です。
コンサルタントの方は、私の希望に沿った病院の面接を設定してくれました。
応募に当たって、履歴書や志望動機の添削をきめ細かく指導してもらいました。
私は面接が苦手なのですが、コンサルタントの方は面接対策のために時間を割いてくれました。
想定問答を用意した模擬面接もしてもらって、対策は万全。本番では困ることはなかったですね。
印象的なのは私が笑顔で面接に臨めるよう「笑顔作戦」と題し、笑顔でいることの大切さを教えてくれたこと。ここまで気遣ってくれる方はいませんでした。
おかげで面接では最初の挨拶から笑顔でいられました。」
Sさんは見事、条件にあった病院からの内定を獲得します。
入職を決めた理由は何だったのでしょう。
「面接では、看護部長さん、副部長さん、事務長さんとお会いしました。
看護部長さんとお話ししていて、厳しくて優しい方だと感じました。その人柄が魅力的で、この方なら信頼できると思ったんです。
また看護部長さんと副部長さんの会話を聞いていても、このお二人の雰囲気から良い看護を目指そうという姿勢が見えました。
コロナ禍のため、病棟は見学していないのですが、病院全体の雰囲気に好感が持てたので、この病院で働きたいと思いました。
入職後は、私の今までの経験を生かして、持っているスキルを発揮していきたいです。でもまずは慣れることが大切ですね。」
これから転職する方へアドバイス
一歩を踏み出す前に、職場のいいところを探してみて
「辞めたい、と思った時、すぐに辞めないで今、働いている職場のいいところを探してください。
そしてそのいいところを見て、もう少し頑張って欲しいと思います。
頑張ってみたら、続けていこうと思えるかもしれません。
でも、それでも辞めたいと思うなら転職していいと思います。
大切なのは『すぐに流されないこと』だと思います。」
転職コンサルタントとの付き合い方も気を付けるべき、とSさんは続けます。
「自分にはこのコンサルタントさんは合わない、と感じたら断っていいと思います。無理をする必要はありません。
特に、自分の経歴に対して否定的なことを言う人や、希望を聞かずに急かして転職させようとする人はアウトだと私は思います。
私も、自分のためにやってくれているのだから申し訳ないと断れなかった経験があります。でもそれは間違い。
自分の未来がかかっているのですから遠慮しないでください。
ナースコンシェルジュのコンサルタントさんに出会って、本当に自分の味方になってくれたと感じます。
私に寄り添い、希望を尊重してくれる丁寧なコンサルティングで、前を向いて転職活動に取り組むことができました。
それに、びっくりするほど親切だと感じたことがあります。
職場は駅から自転車でのアクセスになるため自転車置き場を探していたんです。するとコンサルタントの方があっという間に見つけてきてくれました。
コンサルタントの方がここまでやってくれるんだ、と驚きしかありませんでしたね。」
私たちコンサルタントに求められることは転職に悩まれている看護師さんに良い転職先を提案し、サポートすることです。
そのためには、転職を希望される方の過去のキャリアを参考に、今後どうしていきたいか、どんな職場がフィットするのかを考えていくことも重要なステップになります。
この過程でも気を付けなくては行けないのが、ご本人の気持ちだと思っています。特に転職を複数回されている方はご本人が後悔しているケースもあります。私達の立場で、その過去への評価や反省を促す様な事はすべきでは無いし、求められてもいません。
ご本人にはその時々の事情があり、時には後悔する転職もあったのでしょう。しかしそれはご本人が認識されている事で、私達第三者が分かった風に評価するのは筋違いだと思います。
今後の方針を決めるために過去の振り返りをすることは大切です。私たちはそのためのヒアリングはしっかり行います。
しかし、それは未来へ向けての大切なステップ。
ナースコンシェルジュは、重ねてきたキャリアを尊重し、未来へ繋げるためのコンサルティングを行います。