退職日が迫っているけど、次の仕事がまだ決まらない
職場を変えたいけどすぐに働けるかわからない
転職を考えるとき、誰しも一度はお金のことが不安になるのではないでしょうか
そんな不安を払拭するためにも、知っておくべき雇用保険制度の基本についてご紹介します。
雇用保険制度とは?
政府が管轄し、労働者が失業した場合に生活や雇用の安定、
就職の促進などを目的とした保険制度です。
労働者を雇用保険に加入させることは、事業者の義務とされています。
雇用保険によって受けられる給付にはいくつか種類がありますが、
今回は主な手当についてご紹介していきます。
【失業手当を受けるには】
仕事を辞めたらまずどうする?
退職時に渡される退職書類のなかに雇用保険被保険者離職票というものがあります。
この離職票と、
・マイナンバーカードや免許証などの本人確認書類
・証明写真(縦3×横2.5cmを2枚)
・印鑑
・ご本人名義の通帳またはキャッシュカード
まずこれらを持ってハローワークに行ってください。
窓口にて求職者申し込みと雇用保険説明会の参加日時決定を行い、
説明会に参加することで失業認定日が決まります。
この失業認定日から7日と3か月後に失業手当が振り込まれます。
(自己都合による退職の場合)
早く手続きを済ませておけば、早くお金を受け取ることができるのです。
簡単に説明しましたが、
もちろん最初の手続き以外にもやるべきことはありますので、
そちらもしっかりと案内に従ってください。
とはいえそれほど難しいものではありませんので、
やっておいて損はない、むしろやっておくべき手続きだといえるでしょう。
【晴れて転職!さらにもらえる手当とは?】
※再就職が決まったら、ハローワークに申告し失業手当の受給を終了する必要があります。
先ほど説明した失業手当には、受給できる期間があります。
この期間を3分の1以上かつ45日以上残して再就職すると、
残っていた日数に応じて再就職手当を受け取ることができるのです!
いわば就職祝い金のようなものですね。
失業した方の再就職をより促すため、このような制度が作られたそうです。
《転職できたはいいけれど、減収して生活が心配》
希望に合う条件の仕事がなかなかみつからなかった・・・
仕事は見つかったけれど、やっぱり生活が苦しくては心も晴れないですよね。
なんとそんな方が受けられる給付もあります。
◆就業促進定着手当
再就職手当を受け取った方が、引き続き6か月以上雇用され、その間の賃金が前職に比べて低下している場合
に受けることができるのです。
就業が続けられれば、キャリアの形成や昇給も見込めます。
早期に再離職する前に受けたい給付ですね。
いくつか雇用保険制度で受けられる給付について紹介しましたが、
他にも受けられる給付がたくさんあります。
自分は当てはまるのか?と思ったら雇用保険制度で検索してみましょう!
雇用保険の支給要件としては、
雇用保険被保険者として離職前の2年以内に通算12か月以上雇用保険料を支払っていること
があります。
該当する方であれば給付を受ける権利があります。
退職や転職の時期は心身ともにあまり余裕がないかもしれませんが、
先のことを考えてしっかり手続きしておくことをおすすめします。
各制度の概要、詳細な手続きについてはハローワークのホームページなどに掲載されています。
今回省略した部分もありますので、気になる方はぜひ調べてみてください!
【よりよい転職のために】
退職を決める理由は人それぞれですが、先の見通しが立たないと誰もが不安を感じるものだと思います。
焦って仕事を決めるより、少しでも余裕をもってよりよい転職先を厳選できるよう、
公的制度を正しく活用して生活を安定させましょう。
ナースコンシェルジュではナースの転職活動のお手伝いをさせていただいております。
急かさず寄り添ったお仕事探しをさせていただきますので、
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