看護師人材紹介をしている当社には、看護師さんから多くの質問や相談があります。
今回は、看護師さんからよくある質問や相談トップ11を紹介!
もちろん回答もさせていただいています♪
転職が気になり始めた方、まずは情報収集からしたい方などぜひ参考にしてみてくださいね。
▼Youtubeでも「看護師転職請負人」が詳しく解説しています♪
質問①:月給が高い仕事に転職したいんだけど、ある?
答え:あります!
看護師転職でも、高収入の仕事というのはよくあります。
転職サイトの求人情報などでも見かけたりしますよね。
ただし、ここで注意してほしいことがひとつ。
それは、「給料が高いのには理由が必ずある」ということです。
良くある理由としては、下記の4つ。
- 仕事の環境が大変
- 人間関係が厳しい
- 先生の個性が強い
- 特殊な資格が必要
基本的になかなかすすんでやりたいと思わない理由の場合がほとんどなんです…。
逆を返すと、高収入で楽な仕事はありません、ということ。
ただし、高収入の理由を聞いて「この給料だったらやっていけそうかな」「この条件だったら私は大丈夫」と思える職場だったら、それは良い出会いになるでしょう。
転職成功のポイントは、給料が高い理由を見極め、自分が納得できる内容かどうかを慎重に判断することです。
質問②:副業をしたいんだけど大丈夫?職場にバレない?
答え:自身で言わない限りバレることはほぼない!
実は看護師でWワークをしている人は全体の2~3割。
単発を含めると5割くらいの人が何らかの副業をしたことがあり、意外に多いなという印象です。
副業をして良いのか悪いのか?で言うと、勤務先の就業規則を確認して副業NGな場合はもちろんダメ。
バレるのかバレないのか?で言うと、自身が副業してることについて周りに話さない限りバレることはほぼありません(お給料から職場にバレるというのもほぼなし)。
質問③:派遣ナースのメリットデメリットが知りたい
答え:メリットは、①給料が高いことと②色々な職場を体験できること。デメリットは、①契約期間が決まっていることと②キャリアに繋がりにくいこと。
もう少し詳しく説明していきますね。
派遣ナースのメリット
①短期的に見て給料条件がいい
派遣ナースは常勤ナースと比べて、月給・時給など短期的条件でで見ると高収入なケースが多いです。
ただし、年収など長期的に見ると常勤ナースの方が高収入なため、短期的に集中して働きたい人などに向いている働き方と言えます。
②いろんな職場を体験できる
派遣ナースは就業期間が短期間であることがほとんど。
そのため、長い時間働いている場合には必然的に多くの職場を体験することになります。
職場の種類としては、病院・クリニック・老人ホーム・保育園・健診やフィットネスクラブなどもあります。
派遣ナースのデメリット
①契約期間が決まっている
派遣ナースの働き方としては、契約期間が決まっていて、その期間は3ヶ月~6ヶ月など比較的短いのが特徴です。
そのため短期間だけ働きたい看護師さんにはベストな雇用形態ですが、長期でじっくり働きたい人には向いていません。
②キャリアに繋がりにくい
派遣ナースで働いた経歴というのは、履歴書に書かれてあっても経験として換算されない場合が多いのが現状です。
また毎回違う職場に派遣されるため、やり方を新たに覚えなくてはいけないというデメリットもあります。
以上のメリットデメリットを踏まえて、派遣ナースとしての働き方は、自分のライフタイルとのバランスに合わせて上手に選択することをおすすめします。
質問④:応援ナースのメリットデメリットが知りたい
応援ナースとは、遠隔地や離島など人手が足りなくて困っている職場に応援として駆けつける看護師さんのこと。
基本、短期間の期間限定で即戦力として現場に配置されます。
そのため、手取り足取りの教育体制はなく、ナースのプロとしてのスキルや能力が期待される職場。
そのような働き方を踏まえて、応援ナースのメリットデメリットを見ていきましょう。
応援ナースのメリット
①経験・スキルを発揮できる
即戦力が求められる応援ナースでは、自身の経験やスキルを思う存分発揮して仕事ができます。
ある程度の現場のやり方は教えてもらえますが、受け身の姿勢ではなかなか勤まらないため、自分で考えて臨機応変に動ける人が最適。
バリバリ仕事をする職場が性にあっている人には向いている職場と言えます。
②月給が高め
応援ナースは、その特性から月給がかなり高めに設定されていることがほとんど。
また勤務地も自宅とは離れて単身赴任になることも多く、その点も考慮されたお給料となっています(社宅などは別途支給あり)。
応援ナースのデメリット
①契約期間が決まっている
応援ナースのデメリットは、派遣ナースとほぼ同じ。まずは期間限定の働き方であるという点がひとつのデメリットとなります。
②キャリアに繋がりにくい
また応援ナースとしての働き方は、キャリアとして経験に加算されないことが多いというのも注意点。
着実にキャリアを積んでステップアップしたい人には向いていません。
③当たりはずれがある
さらに応援ナースとして働く職場は、かなり幅があり様々。
「南の島の自然環境が豊かなところで最高な期間を過ごせた」という人がいる一方、何も整っていない病院で「こんなことまでやらなくちゃいけないの」と苦労したという話も聞きます。
働く職場の情報は、しっかり調べて決めましょう。
このように、応援ナースには長期的にみると長所短所どちらの要素もあります。
自身のワークライフバランスなどと合わせて、じっくり検討してみることが大切です。
質問⑤:人間関係のいい職場の特徴ってあるの?
答え:職場によってケースバイケース。病院見学で見極めよう。
人間関係は転職理由の第1位に挙げられるほど、重要な問題。
転職先では穏やかな人間関係のところをぜひ選びたいところです。
ただ、こればかりは入職してみないとハッキリしたことが分かりません…。
それでも入職前に、雰囲気が良い職場かそうでないかを感じられる機会はあります。それは病院見学です。
あまりにも忙しすぎる職場もしくは逆に時間に余裕がありすぎる職場は、人間関係がこじれやすい傾向にあるように感じます。
特に忙しすぎる職場では余裕がなくて下向いて忙しそうにしており、病院見学をした際に挨拶がない場合はスタッフの気持ちにゆとりがないことがうかがえます。
病院の見学者は言ってみれば、今後一緒に働くことになるかもしれない仲間候補です。
挨拶もなくウェルカム感が感じられないようなところは要注意かもしれません。
逆に程よく忙しく、スタッフが生き生きと働いている職場では元気に挨拶してくれたりするものです。
見学で全てがわかるわけではありませんが、自分で感じた印象は結構当たっているものです。
入職前にはぜひ職場見学に行き、雰囲気を自分で感じ取るようにすることが転職先に失敗しないひとつの方法ですよ。
質問⑥:今の職場を辞められなくて困っている
答え:法律的には問題なし。手順を踏んで辞めましょう。
退職届を受理してもらえない、看護部長に辞めても良いといってもらえない、など看護師の退職にはいろいろな問題がつきもの。
特に忙しく人出が足りていない場合はその傾向が強いように感じます。
ただ会社と従業員の雇用契約なので、ダメと言われても自分に辞める意思があれば法律的には問題なく退職することは可能です。
ほとんどのケースが退職1か月もしくは2か月前までに申し出るという就業規則になっているため、期日までに強い気持ちで退職届を提出しましょう。
しかしお世話になった職場、ある程度穏便に辞めたいという場合もあると思います。
その場合には、こちらの動画の内容をぜひ参考にしてみてください。
質問⑦:転職をするのにいい時期ってある?
答え:求人数は1年を通してほとんど同じ。自分のタイミングで決めるようにしましょう。
賞与をもらった後は辞める人が多いので求人数も多いんですか?という質問をよくいただきます。
が、結論そんなことはなく求人数は1年を通してほぼ一定です。
例外で言えば、4月は新卒だけでなく中途でも入職するタイミングとしている病院はあるので、やや大きなピークがあります。
ただそれでも1年を通して募集を出している病院はもちろんありますし、むしろこちらのパターンの病院の方が多いのも事実です。
具体例として、半年1年かけてゆっくり探したいという看護師さんはよくいらっしゃいますが、2~3ヶ月探したときの結論と1年かけたときの結論はそう大きくは変わりません。
そのため、一般的な転職時期にはこだわらず、自身が転職したいタイミング、良い転職先が見つかったタイミングで決めるのがベストでしょう。
質問⑧:適応障害になってしまったが転職先ってあるの?
答え:もちろんあります。ただ転職活動のやり方にコツがあります。
看護師さんの多くはかなり厳しい環境の中で仕事されており、先輩の指導や命を預かる現場のストレスがあるため、精神的につらくなってしまう人もいると思います。
働けなるほど辛くなってしまった場合は、休職を経て転職をする方が多いのですが、転職先はあるのか?と心配になる方も…。
でも大丈夫、転職先はありますし、働く環境が変わると「今は元気でやっています」という看護師さんはたくさんいます。
精神的に辛くなってしまった方の転職活動については、面接で病気のことを話すのか、というのがポイントになってきます。
話すのかどうかの基準は、診察してもらっている先生の判断によります。
主治医に終業上問題ないと言われているのであれば、あえて自分からカミングアウトする必要はありません。
ただし言わないことに対して自身が後ろめたく気に病むような人は、全て正直に話したうえで受け入れをしてくれるところを探すという選択肢もありますが、採用内定の確率は下がってしまうということは覚えておいてください。
また精神的に辛い時期はあったけど今は大丈夫ということであれば、わざわざ過去を掘り下げて言うことはありません。
全てをありのまま開示しなくてはならない、これは絶対条件ではないんです。
質問⑨:病棟で3年の我慢は必要なの?
答え:絶対必要なわけではありません。
良く言われる病棟での3年の臨床経験。
これはナースの基礎がきちんとできているという目安になるため、転職の必要条件に挙げている病院は多くあります。
ただし、1~2年目ナースやもっと経験が浅くても「うちは大丈夫ですよ」と受け入れてくれる職場はあります。
選択肢は多少狭まりますが、「ぜったい」というのにとらわれて病むまで我慢しなくても大丈夫。
また自身にやりたいことがあって、「その先の選択肢が狭まっても自分はこの道に行くんだ」というキャリアチェンジであれば全然問題ありません。
質問⑩:転職回数が多いけど、さらに転職するのは大丈夫?
答え:転職回数があまりに多いと就職活動上は不利に働きます。が、退職理由次第で受け入れてくれることろはある。
転職回数についてはかなり多くの相談があります。
結論としては、転職回数があまりに多いと就職活動上は不利に働くことが多いと言わざるを得ません。
採用する病院側も1-2か所で長く勤めてた人はウェルカム、逆の場合はネガティブに働くというケースは実際に良く見られます。
ただし、それぞれの退職にしっかりとした理由があり、その原因や自分の考えを振り返って今後につなげたいという思いがあれば、再就職は可能です。
面接の際にこれらをキチンと伝えることで「今後は大丈夫そうだね」と言ってもらえることもあります。
またレアケースですが転職回数が多いことで「経験が多くて頼もしい」とポジティブに受け入れてくれる職場も中にはあります。
いずれにしろ、退職理由は面接で聞かれる最重要項目ですので、転職活動の際には振り返りはしっかりしておきましょう。
質問⑪:転職成功の秘訣はありますか?
答え:3つのポイントがあります。
- 自分の優先順位を決める
- 信頼できる情報を収集する
- あせらず自分の意思で決める
これらは転職活動するにあたって、とても当たり前の話なんです。
それでも、できているかどうかでいうと半分くらいができていないという印象があるので、今一度心に留めておいていただきたいポイントでもあります。
自分一人では客観的に見れない、転職活動を自分ですすめる自信がないという方はプロの手を借りるのも良いでしょう。
ナースコンシェルジュでもいつでも転職相談を受け付けています。
オンラインでも可能なので、気軽に相談してみてくださいね。
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